ストレンジ・デイズ
The Fillms、その他神戸を中心に活動するバンドでドラムを叩いている三木健弘のブログ
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ワラシィの読書風月 第十二回
カート・ヴォネガット・ジュニア/『スローターハウス5』

SFである。ドレスデン爆撃という事実に、トラルファマドール星人、タイムワープを絡めている。
「(前略)人が死ぬとき、その人は死んだように見えるにすぎない、ということである。過去では、その人はまだ生きているのだから、葬儀の場で泣くのは愚かしいことだ。あらゆる瞬間は、過去、現在、未来を問わず、常に存在してきたのだし、常に存在しつづけるのである」

素晴らしい言葉だ。

執拗なまでに繰り返される「そういうものだ」という言葉は、やがて悲しみと怒りを孕んでいく。

作中にも名前が出ているが、ドレスデン爆撃の部分は、セリーヌの「夜の果てへの旅」を参考にしている。最も、表明的な呪詛は抑えられているが。
村上春樹が、『風の歌を聴け』で、架空の作家を、さも存在するかのように書いているのは、ヴォネガットに対するオマージュだとも知り、楽しめた。

今日は時間がない。だからこの辺りで終わろうと思う。
最後に。本書は一体何を伝えたいのかは、ページを開けばすぐに書いてある。
「ピース」

必読の一冊。一気にヴォネガットのファンになってしまった。
戦争に対する怒り、悲しみ、これは鎮魂歌であり、反逆の狼煙でもある。
ピース。美しいものが美しくありますように。
戦争映画は、いや、戦争は逆回転されるべきなのだ。素晴らしかった。

評価
花・鳥・風・月(満点)
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